金メッキの特異な性質 耐食性・電位など

金メッキ 耐食性

金は、耐食性・電位など他の金属にはない特異な性質を備えた金属である

金、銀、白金(はっきん)、パラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウム、オスミウムの8つを宝飾品の世界では貴金属という用語で使うのが一般的だ。このうち、金と銀以外は白金族元素(はっきんぞくげんそ)に分類される。

貴金属には貴重な金属という意味もあるが、化学の世界では電位が貴な金属を意味していると言える。そのため、化学的に安定していて耐食性に優れ大気中や淡水中で腐食しない。

金は、もっとも電位が貴な金属

金は、標準電極電位が最も高い金属、もっとも電位が貴な金属である。
金は、人類が最初に装飾に使用した金属でもあり、貨幣としての歴史も長い。金属光沢のある黄色い金属で、非常に柔らかい。金は、展延性に富み、非常に薄く延ばすことができる。

金メッキ 電子部品
CPU,金メッキ 電子部品

金は、電気伝導性や熱伝導性にも優れていて、耐食性が非常に高い。金は、腐食しない金属である。
金は、化学的に安定で、空気中でも酸化せず、酸やアルカリにも強い。
金が解ける環境は、濃硝酸と濃硫酸を1:3で混合した王水など、非常に限られたものだ。

金はそれ自体で装飾に使われるのはもちろん、装飾のための金メッキにも使われる。また、電子工学や医学の分野などでも利用されている。金は、電気伝導率の高さから、電子部品の微細な配線や端子のメッキにも金メッキとして利用されている。

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